レーザーカッター・レーザー加工機の無料コンサルティングを行っているコムネット 第4営業グループの大西です。
レーザー加工時の断面の焦げや、黄ばみを軽減させる方法をご紹介いたします。

お客様から断面を焦げないように加工するにはどうしたらよいか?とよくお問い合わせがあります。
熱でレーザー加工している為、全く焦げなく・黄ばみを無くすという事は難しいのですが、軽減する方法がいくつかあります。

レーザーカッター・レーザー加工機の使い方や選び方をプロに聞きたい方へ。
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エアーコンプレッサーを増設して風量を上げる

エアーコンプレッサーで噴きつけるエアーの供給量を上げる事によって加工素材の切断面を急速に冷やし、粉塵を拡散させる方法があります。
エアーコンプレッサーを2台用意し、写真のようなコネクタで連結します。これで単純計算で噴きつけるエアーの風量が倍になります。

レーザー加工機・レーザーカッターでのレーザー加工時の断面の焦げや、黄ばみを軽減させる方法のひとつにエアーコンプレッサーで噴きつけるエアーの供給量を上げる事によって加工素材の切断面を急速に冷やし、粉塵を拡散させる方法があります。

噴きつけるエアーの風量を倍にして切断した場合のレーザー断面の差

それぞれの写真は、エアーコンプレッサー1台(写真:左)と2台(写真:右)で段ボールを切断した断面の差になります。
写真では分かりづらいですが、断面に付着している煤(すす)の量が軽減します。

それぞれの写真は、エアーコンプレッサー1台(写真:左)と2台(写真:右)で段ボールを切断した断面の差になります。<br> 	写真では分かりづらいですが、断面に付着している煤(すす)の量が軽減します。

エアー噴き出し口へアシストノズルのパーツを付けてレーザー切断した場合

次はエアー噴き出し口へアシストノズルのパーツをつけ、更にエアーコンプレッサー1台(写真:左)と2台(写真:右)で切断テストをしてみました。
2台使用の場合、上部の煤(すす)がほとんど除去されているのがお分かりいただけるかと思います。

レーザー加工機・レーザーカッターでのレーザー加工時の断面の焦げや、黄ばみを軽減させる方法のひとつにエアー噴き出し口へアシストノズルのパーツを付けてレーザー切断した場合、2台用意した結果ほとんどの煤が除去されているのがわかりました。

アシストノズルと通常ノズルとの違いは?

アシストノズルは、材料との距離が近く、ノズル口が細いので、さらにエアーの噴きつけ力がアップします。
(※オートフォーカスピンのご利用は不可になります。)

今回は段ボールでテストしましたが、主に木材の加工時に活用されるユーザー様が多いです。

レーザー加工機・レーザーカッターに使用するアシストノズルと通常ノズルとの違いとして、アシストノズルは、材料との距離が近く、ノズル口が細いので、さらにエアーの噴きつけ力がアップします。(※オートフォーカスピンのご利用は不可になります)

紙やフィルムのレーザー加工の場合

紙やフィルムの場合は、切断時に加工物が動いてしまう事がありますので、弊社がオプション品として販売しているスマートボックスをご利用ください。(小さい物だと吸着しきれません)
※加工する材料によっては、焦げ具合がまったく変わらない物もあるので、ご注意ください。
レーザーカット時の材料断面の焦げや黄ばみでお困りのお客様は是非、エアーコンプレッサーをご活用ください。

レーザー加工機・レーザーカッターの基本を知りたい方は、レーザー入門ガイドをご覧ください。
レーザーでできること、加工できる素材、導入されている業界などを体系立ててご紹介しています。

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