レーザーカッター・レーザー加工機選びの無料相談を受け付けているコムネットです。

レーザー加工機・レーザーカッターは、レーザー光線を照射して材料を加工できるデジタル加工機です。
製造業、ものづくり業界を中心にさまざまな業界に活用されていて、ここ数年では家庭用のレーザー加工機が使われるようになってきています。

このページでは、具体的にレーザー加工機がどのような機械なのか、種類、価格、選び方などをとにかくわかりやすく解説します。


自分に合ったレーザー加工機の選び方をまとめたガイドブック「レーザー加工機選び方ガイド」を無料でダウンロードいただけます。「レーザー加工機を選ぶ時のチェックリスト」も付録しているので、ぜひご活用ください。

失敗しないレーザー加工機・レーザーカッターの選び方ガイド【チェックリスト付き】

目次

レーザー加工機・レーザーカッターの概要

まずはレーザー加工機・レーザーカッターについて簡単に解説します。
レーザー加工機は、レーザー光線を照射して材料を加工するデジタル工作機械です。

グラフィックソフトやCADソフトで作成した加工データをもとに、自由度の高い加工ができるのが特徴です。
従来の工作機械に比べ、操作方法が簡単で安全性が高く、対応する素材が幅広いことから、製造業、ものづくり業界を中心にさまざまな業界に活用されています。

レーザー加工機には「レーザーカッター」「レーザー彫刻機」のほか、さまざまな呼び方があります。
それぞれの特徴や違いについてもまとめて解説します。

レーザー加工機とは?

レーザー加工機は、レーザー光線によって材料を加工する工作機械です。
加工内容は、大きく「切る加工」「彫る加工」に分けられ、材料の切り出し、穴あけ、彫刻、マーキングなどさまざまな用途で使用されています。
アクリル、木材、紙、皮革、布、金属、石、フィルムなど、幅広い材料に対応できるのが特徴です。

家庭用から業務用まで、さまざまなタイプのレーザー加工機が販売されていて、個人的な趣味から製品の生産ラインまで、多種多様な場面で活用されています。

レーザーカッターとは?

レーザーカッターは、レーザー加工機とならんでよく使われている呼び方です。
「カッター」とついているので「カット専用」と思われがちですが、彫刻もできるものが多く、「レーザー加工機」とほとんど違いはありません。

基本的には「レーザー加工機=レーザーカッター」と考えていただいて大丈夫です。

ただし、なかにはカット専用として販売されている場合もあるので、導入する前にどこまで加工できるか、しっかりチェックしておきましょう。

レーザー切断機とは?

レーザー切断機は、前述した「レーザーカッター」と意味は同じです。
レーザーカッターと同様に、基本的には「レーザー加工機=レーザー切断機」と考えていただいて大丈夫です。

レーザー彫刻機とは?

レーザー彫刻機は、ここ数年は家庭用タイプが人気を博しており、多くのメーカーから販売されています。
レーザー彫刻機は「彫刻専用」と考えていただいた方がよいです。
レーザーカットは彫刻よりパワーが必要で、カットできるほどのパワーがあるレーザー彫刻機は少ないためです。

レーザー刻印機とは?

レーザー刻印機は、文字通りレーザーで「刻印(マーキング)」をするための機械として呼ばれています。

「刻印(マーキング)」とは、製品に数字や記号などの印をつけることを指します。
近年では製品に直接刻印する「ダイレクトマーキング」が主流になっており、レーザーも刻印方法のひとつとして活用されています。

印字が主な使用用途になるため、レーザー彫刻機と同様に「彫刻専用」と考えていただいた方がよいです。

レーザーマーカーとは?

レーザーマーカーは、前述した「レーザー刻印機」と意味は同じです。
レーザー刻印機と同様に、「彫刻専用」と考えていただいた方がよいです。

呼び方によって違いはある?

レーザー加工機とよく似ている下記の6つについて解説しました。

  • レーザー加工機
  • レーザーカッター
  • レーザー切断機
  • レーザー彫刻機
  • レーザー刻印機
  • レーザーマーカー

呼び方による違いは、「レーザー加工機」が総称で、「レーザーカッター」や「レーザー彫刻機」は「レーザー加工機」のうちのひとつと考えていただくと分かりやすいと思います。

呼び方によって、加工できる内容や用途に違いはありますが、「レーザー光線によって材料を加工する機械」という点では共通しているためです。

レーザー加工機」が総称で、「レーザーカッター」や「レーザー彫刻機」は「レーザー加工機」のうちのひとつ|レーザー加工機・レーザー彫刻機とは?|コムネット

失敗しないレーザー加工機・レーザーカッターの選び方ガイド【チェックリスト付き】

レーザー加工機・レーザーカッターでできること

つぎに、レーザー加工機・レーザーカッターができること、加工方法について解説します。
レーザー加工は、大きく「切る加工」「彫る加工」の2つに分けられます。それぞれの加工方法と活用シーンを紹介します。

レーザーカット(レーザー切断・レーザー裁断)

レーザーカットは、材料をレーザー光線によって切断する加工です。
他の工作機械に比べるとカット断面がなめらかで、複雑な形状をカットできるのが特徴です。

レーザーカットの加工用途、活用シーン

  • 材料の切断、切り出し
  • 穴あけ
  • ハーフカット(キスカット)
  • ミシン目カット

レーザーカットについては、下記のページでより詳しく解説しています。

レーザー彫刻(レーザー刻印・レーザーマーキング)

レーザー彫刻は、レーザー光線によって材料の表面を彫刻する加工です。
レーザー光線で材料を削って、文字や数字、デザインを彫刻することが多いですが、表面の塗装だけを剥がすといった加工もあります。

レーザー彫刻の加工用途、活用シーン

  • 名入れ
  • ロゴ入れ
  • 印字
  • マーキング
  • ナンバリング
  • デザイン彫刻
  • 表面の塗装剥離
  • 写真彫刻

レーザー彫刻については、下記のページでより詳しく解説しています。

レーザー加工の概要については、下記のページで詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

レーザー加工機・レーザーカッターで加工できる材料、素材

レーザー加工機は幅広い材料に対応できるのが特徴です。
代表的なものでは、下記のような材料に加工できます。

レーザー加工機・レーザーカッターで加工できる代表的な材料、素材

  • アクリル樹脂
  • 木材・木製品
  • 紙・ペーパー
  • 布地・繊維・テキスタイル
  • 革・皮革・レザー
  • プラスチック・樹脂・フィルム
  • 石材
  • 金属

レーザー加工ができる素材・材料については、下記のページでより詳しく解説しています。
レーザー加工ができる素材・材料の記事まとめ

レーザー加工機・レーザーカッターを導入するメリット

レーザー加工機・レーザーカッターを導入すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
代表的なメリットとして、下記のような点があげられます。
おもにものづくり・製造業の生産性向上につながる設備として活躍しています。

レーザー加工機・レーザーカッターを導入するメリット

  • 生産性が向上する
  • 加工品質が向上する
  • 加工作業の安全性が高まる
  • 売上がアップする
  • コストを削減できる
  • 他社との差別化
  • 付加価値を高める
  • 少量多品種生産(小ロット多品種)に対応できる

レーザー加工機・レーザーカッターを導入するメリットは、下記のページで詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

失敗しないレーザー加工機・レーザーカッターの選び方ガイド【チェックリスト付き】

レーザー加工機・レーザーカッターの種類

レーザー加工機・レーザーカッターは、用途や活用シーンに合わせて、さまざまなタイプが販売されています。
この章では、用途、大きさ、レーザーの種類・照射方法といったポイントから、レーザー加工機の種類について解説していきます。

用途で見るレーザー加工機・レーザーカッターの種類

用途では、大きく「家庭用レーザー加工機」「業務用レーザー加工機」の2つに分けて特徴や違いを解説します。

家庭用レーザー加工機・家庭用レーザーカッター

家庭用レーザー加工機は、家庭で使用することを目的としたレーザー加工機です。
DIY、グッズ制作、クラフトなど、個人の趣味で使われています。

小型でコンパクトなタイプが多く、最小クラスだと手のひらサイズのレーザー加工機もあります。
価格帯は数万円から数十万円までと幅広いです。

とくにここ数年で多くのメーカーから販売され、誰でも気軽にレーザー加工を使えるようになりました。
ただし、業務用と比べると性能は劣る面があり、品質や生産性を求めたい方には物足りないと感じられるかもしれません。

業務用レーザー加工機・家庭用レーザーカッター

業務用レーザー加工機は、業務用で使用することを目的としたレーザー加工機です。
家庭用と比べると、パワー(出力)、加工品質、生産性いずれも高いです。

その分、比例して価格も高くなります。
価格帯は、広く普及している中型タイプで、数十万円から数百万円になります。
さらに高額なものだと、数千万円から1億円を超えるものもあります。

大きさで見るレーザー加工機の種類

大きさでは、「小型レーザー加工機」「中型レーザー加工機」「大型レーザー加工機」の3つに分けて種類を解説していきます。

小型レーザー加工機・小型レーザーカッター

小型レーザー加工機は、デスクにのせて使えるようなコンパクトなレーザー加工機です。
「卓上タイプ」、「デスクトップタイプ」とも呼ばれます。

設置スペースが限られていたり、店舗やイベントへ持ち運んで使用したいといった方に適しています。
A3サイズまで加工できるものもあります。
ただし、コンパクトである分、パワー(出力)や加工エリアは限られるため、量産には適さない場合があります。
試作、サンプル、1点物の製品制作、家庭用で使用されることが多いです。

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中型レーザー加工機・中型レーザーカッター

中型レーザー加工機は、業務用でもっとも多く普及しているタイプのレーザー加工機です。「据え置き型」とも呼ばれます。
本体は洗濯機2台分ほどの大きさで、A1~A2サイズまで加工できるものが多いです。

中型タイプのパワーと加工エリアがあれば、かなり幅広い材料と加工に対応でき、その汎用性の高さが特徴です。
設置スペースや価格帯も踏まえたバランスのよさが、広く普及している理由だと言えます。

中型レーザー加工機・中型レーザーカッター|レーザー加工機・レーザー彫刻機とは?|コムネット

大型レーザー加工機・大型レーザーカッター

大型レーザー加工機は、中型レーザー加工機よりもさらに大きな材料の加工に適したレーザー加工機です。
看板業界や木工・家具製造など、大きな材料を加工する業界に導入されています。

さらに、特定の業界に特化したタイプや、工場の生産ラインに組み込むといった、高い生産性が求められる加工に適したレーザー加工機もあります。
コムネットでは、業界に特化したレーザー加工機を数多く取り扱っておりますので、ご興味のある方は、ぜひあわせて参考にしてください。

大型レーザー加工機・大型レーザーカッター|レーザー加工機・レーザー彫刻機とは?|コムネット

レーザーの種類で見るレーザー加工機・レーザーカッターの種類

レーザー光線の種類によって加工できる材料が異なります。
なかでも主要な「CO2レーザー加工機」「ファイバーレーザー加工機」について解説していきます。
加工したい材料によって、どちらのレーザー光線が適しているかが異なるので、ぜひ参考にしてください。

CO2レーザー加工機・CO2レーザーカッター

CO2レーザー加工機は、炭酸ガス(CO2)を媒体にして発生させるCO2レーザーを使ったレーザー加工機です。
コストがかからない発生方法のため、多くのレーザー加工機で採用されています。

アクリル、木材、紙、革、布など対応できる素材が幅広いのが特徴です。
金属加工は、高い出力が必要になるため、次に紹介するファイバーレーザーが適しています。

CO2レーザー加工機については、下記のページで詳しく解説しています。

ファイバーレーザー加工機・ファイバーレーザーカッター

ファイバーレーザー加工機は、光ファイバを媒体にして発生させるファイバーレーザーを使ったレーザー加工機です。
ファイバーレーザー加工機は、とくに金属加工を得意とするレーザー加工機です。

CO2レーザーでも金属加工は可能ですが、高い出力が必要になります。
ファイバーレーザーはCO2レーザーに比べると加工速度が速く、電気代などのランニングコストが大幅に低減できるのが特徴です。

レーザーの照射方法で見るレーザー加工機・レーザーカッターの種類

レーザーの照射方法とは、レーザー光が出力される仕組みです。
なかでも主要な「フラットベッドタイプ」「ガルバノレーザー」について解説していきます。

フラットベッドタイプ・XYタイプのレーザー加工機・レーザーカッター

フラットベッドタイプは、レーザー光を照射するレーザーヘッドが、プリンターのように横方向(X軸方向)と縦方向(Y軸方向)に動いてレーザー光線を照射します。
「プロッタータイプ」「XYタイプ」とも呼ばれます。

多くのレーザー加工機・レーザーカッターが、このフラットベッドタイプを採用しています。

フラットベッドタイプ(プロッタータイプ・XYタイプ)のレーザーの照射方法|コムネット

ガルバノレーザー加工機・ガルバノレーザーカッター

ガルバノレーザー加工機は、固定されたレーザーヘッドから、ミラー制御でレーザーを照射するタイプのレーザー加工機です。
「ガルボレーザー」とも呼ばれています。
ガルバノレーザーは、フラットベッドタイプに比べると加工エリア、カットできる材料の厚みが限られますが、高速に加工できるのが特徴です。

ガルバノタイプ(ガルボタイプ)のレーザーの照射方法|コムネット

レーザー加工機・レーザーカッターの価格

レーザー加工機・レーザーカッターの価格は、さまざまなタイプが販売されているため、それぞれ価格が異なります。ここでは、家庭用と業務用の2つに分けて価格帯を相場を解説します。

家庭用レーザー加工機・レーザーカッターの価格

家庭用レーザー加工機の価格は、数万円から十数万円までといった感じです。 さらに業務用クラスの性能を求める方には、数十万円ほどのレーザー加工機も販売されています。

業務用レーザー加工機・レーザーカッターの価格

業務用レーザー加工機の価格は、小型のレーザー加工機だと、数十万円から100万円までのものが多いです。
中型レーザー加工機になると、数百万円から1,000万円までの価格帯になってきます。
さらに、大型レーザー加工機や業界に特化したタイプのレーザー加工機では、数千万円から1億円を超えるものがあります。

コムネットは、業務用レーザー加工機・レーザーカッターでトップシェアの実績があります

コムネットは、業務用レーザー加工機・レーザーカッターを20年以上にわたり販売しています。
とくに業務用CO2レーザー加工機・レーザーカッターでは、約45%のシェアを獲得、年間販売台数・売上金額も堂々の第1位の実績を誇ります。

個人ユースでもご利用できるサブスクタイプの小型レーザー加工機から、汎用性がある中型レーザー加工機、高い生産性を誇る大型レーザー加工機まで、幅広いラインナップを取り扱っています。

コムネットが販売しているレーザー加工機・レーザーカッターの一覧はこちら

レーザー加工機・レーザーカッターの選び方

さまざまなタイプのレーザー加工機・レーザーカッターが販売されていると、「どれを選べばよいかわからない」と感じる方もいらっしゃると思います。 そこで、数あるレーザー加工機のなかから、自分に合ったレーザーの選び方について解説します。

加工したい材料から選ぶ【なにを加工したいか?】

具体的に加工したいものは決まっていますか?
材料の「種類」、「サイズ」、「厚み」の3つのポイントで見ることで、どのタイプのレーザー加工機が合っているかが、ある程度絞られます。

加工内容から選ぶ【どのように加工したいか?】

材料をどのように加工したいですか?
やりたい加工は、レーザーカットか?レーザー彫刻か?
また、加工品質は精度や精密さを求めるのか?速さを求めるのか?といったポイントから、どのレーザー加工機が合っているかが、ある程度絞られます。

生産量から選ぶ【どのくらい加工したいか?】

どのくらいの生産量が必要ですか?

生産量が求められない用途では、小型~中型のレーザー加工機で十分ですが、一定の生産量が求められる場合は、中型または大型レーザー加工機の検討が必要になってきます。


レーザー加工機・レーザーカッターの選び方については、下記のページで詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

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