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No : 069 公開日時 : 2019/09/13 , 更新日時 : 2021/09/09

カテゴリー : 起動時から加工開始までの不具合 , 製品・サービス別 , レーザーカッターの現象別 , カットの不具合 , GCC SPIRIT GLS , 彫刻の不具合 , GCC SPIRIT LS , GCC SPIRIT , GCC MERCURYⅢ , GCC C180 , GCC VENUSⅡ(販売終了) , GCC X380(販売終了) , GCC X252(販売終了)

レーザー加工機からレーザーが発射されなくなった

レーザー加工機の部品の破損や、発振管のオーバーヒート、冷却装置の不調などさまざまな原因が該当しますので、ご紹介する確認ポイント11個をご確認ください。

レーザー加工機からレーザーが出なくなってしまった場合、部品や機械本体に原因があるかもしれません。
下記の確認ポイント(1)~(11)を一度手順に沿ってお試しください。
改善が見られない場合は、お手数ですがサポートセンターまでご連絡をお願いいたします。

確認ポイント(1) ミラーに汚れ、もしくは破損箇所はありませんか。

ミラーの確認、及び清掃をして下さい。

チェックポイント

  1. ミラーの表面を綿棒などを使用して、カメラ用クリーナーでやさしく清掃してください。
  2. ミラーのネジが緩んでいる可能性がありますので、緩んでいた場合はしっかりネジを閉めてください。
    ※ミラーのコーティングが剥がれてしまっていたり、破損している場合は交換する必要があります。すぐにご相談ください。

レーザー加工機からレーザーが発射されなくなったときのポイント:レーザーカッターのミラーの汚れ、破損を確認する。

確認ポイント(2) レーザーの焦点設定はお間違いないですか。

テーブルに届いているレッドビーム(赤い点)がはっきりと出ているかご確認ください。

オートフォーカスの高さ調整が正常でない可能性もあります。マニュアルピンで高さを調節して下さい。
※正常でない場合は修理の可能性があります。すぐにご相談ください。

レーザー加工機からレーザーが発射されなくなったときのポイント:レーザーカッターのマニュアルピンで調節し、焦点距離を合わせる。

確認ポイント(3) ドアセンサーは正常に作動していますか。

レーザ加工機のドアを閉めたときに、液晶パネル付近にあるドアセンサーを感知する【Door】ランプが正常に働いているかどうかご確認ください。
手前のドアや奥側の扉(一部、奥の扉がない機種もあります)の開閉してご確認ください。
※正常でない場合は修理の可能性があります。

レーザー加工機からレーザーが発射されなくなったときのポイント:レーザーカッターのドアセンサーのランプが正常か確認する

確認ポイント(4) 緊急停止ボタンがONになっていませんか。

一部機種によっては、液晶に表示されるメッセージの中に「Emergency stop・・・」と表示されている場合は、Emergency stopボタン(緊急停止スイッチ。本体にある赤いボタン)が押された状態となっています。
緊急停止スイッチを回し、解除してください。(回して、音とともにボタンが上に上がることで解除状態となります。)

レーザー加工機からレーザーが発射されなくなったときのポイント:レーザーカッターの緊急停止ボタンがONになっていないか確認する

確認ポイント(5) キースイッチはONになっていますか。

レーザー加工機には、キースイッチ(鍵)がついている機種(Spiritシリーズ・MercuryⅢ・Xシリーズ)があります。
キースイッチがOFFの位置にあるとヘッドは動きますがレーザーが発射されません。
必ずキースイッチはONの位置にして下さい。

レーザー加工機からレーザーが発射されなくなったときのポイント:レーザーカッターのキースイッチ(鍵)がOFFになっていないか確認する

確認ポイント(6) レーザーの発射を表示する【Laser】ランプは正常に点滅していますか。

液晶画面付近にある【Laser】ランプはレーザー出力中に点滅していると正常な状態となります。
しかし、ヘッドは動いているにもかかわらず【Laser】ランプが点滅していない場合は、何らかの原因でレーザーが発射されていません。
この場合は修理が必要となる可能性が考えられます。

レーザー加工機からレーザーが発射されなくなったときのポイント:レーザーカッターのレーザーが発射されているか確認できるランプを確認する

確認ポイント(7) レーザー本体が熱を帯びていませんか?

発振管が熱を持ちすぎてオーバーヒートを起こしている可能性があります。
※機種によっては「Overheat(オーバーヒート)」とエラーメッセージが出るタイプもあります。

発振管が発熱したとき対処方法・気をつけるポイント

  1. 電源を切り、30分程度本体内部を冷やしてから再度使用をする。
  2. 発信管付近に扇風機などを設置し冷却。
  3. 発信管周りのファンに埃があれば掃除をする。
  4. ファンのある背面や側面はスペースを空ける(推奨1m)
  5. 収納のあるタイプは物を詰め込みすぎない。

下記のブログでも、オーバーヒートを予防する方法をご紹介しております。

レーザー加工機からレーザーが発射されなくなったときのポイント:レーザーカッターの発振管がオーバーヒートしているか確認し、熱を持っていたら冷却する

確認ポイント(8) データは正常ですか

出力データが原因で正常に出力されない事があります。

まずは新規図面を作成し、四角形1つなどのごく単純なデータを配置したもので、出力テストを行って下さい。

レーザー加工機からレーザーが発射されなくなったときのポイント:レーザーカッターで出力するデータが正しいか出力テストをする

確認ポイント(9) 最後にレーザー加工機を使用してからの間隔が空いている可能性や、気温が低い場所で加工していませんか。

レーザー加工機の使用期間が空いてしまった場合や、冬期期間(特に気温が10度以下まで下がる地域)の場合、発振管内の電流チャージに時間がかかったり、発振管の温度が著しく低下し、レーザーが発振できない場合が発生することもあります。

レーザー加工機の故障などの異常事態ではないので、ご安心ください。

加工場所の室温を確保し、暖機運転(10分間程度のテスト稼動)をされてから、レーザー加工機のご使用をお願いいたします。

レーザー加工機からレーザーが発射されなくなったときのポイント:レーザーカッターを置いている環境が気温が低いか確認する

確認ポイント(10) 冷却装置(チラー)をお使いの場合、水の流れは正常でしょうか。(Xシリーズ:X252・X380の場合)

チラーは徐々に水が汚れます。定期的に水の交換をしないとホースに汚れが詰まり、水の循環が悪くなってしまいます。
定期的に交換している場合でも、内奥部で詰まりが生じている可能性もあります。
ひとまず水を交換し、それでも水が循環していない様でしたら数回交換してください。

また、冬場に気温が極度に低くなる事で水が凍結する可能性もございます。
この場合は室温を確保し、水が循環する環境を整えて下さい。

レーザー加工機からレーザーが発射されなくなったときのポイント:冷却装置(チラー)の水を交換する

確認ポイント(11) 各ランプは点灯していますか。(Xシリーズ:X252・X380の場合)

Xシリーズの場合、機械の右側面側にある3箇所のランプが点灯しているかご確認下さい。

レーザー加工機からレーザーが発射されなくなったときのポイント:レーザーカッターについているランプが点灯しているか確認する

ご紹介した手順で解決しない場合は、カスタマーサポートまでご相談ください。

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