発振管のオーバーヒートにご注意!
「しばらく使用していたら、レーザーが出なくなった!」という原因のひとつに、発振管のオーバーヒートが挙げられます。
発振管は、レーザーを出力することで熱を発します。そして、熱くなりすぎると、車のエンジンと同様にオーバーヒートを起こし、レーザーが出力できなくなってしまいます。
しばらく時間を置いて温度が下がると、また出力できるようになりますが、一時的とは言え、生産がストップしてしまうことは大きな損失につながりかねません。
今回は、発振管のオーバーヒートを予防する方法を4つご紹介します。
1.空調・送風機(扇風機)で温度を下げる
発振管の位置は機種によって異なりますが、ほとんどの場合、機械背面の下の方にあります。
発振管に向けて、背面(側面からでもOK)から風を当てましょう。
いくら空気を循環させても、回っている空気が熱ければ効果はあまりありません。空調も整備する方が適しています。
2.機械の周りにたくさんものを置かない
機械の背面・側面には吸気口があり、空気を取り入れて、機械を冷却する効果があります。
右の写真のように、ものがたくさん置かれた状態だと、機械の周りに空気の通り道が確保されず、熱がこもってしまいます。ものをたくさん置かないようにしましょう。
3.機械下部の吸気口周りにものを置かない
機械の前方下側の開き戸を開けた左側にも、機械内部へ空気を取り入れる吸気口が設けられています。
収納スペースとして使いたいところですが、機械のために、ものは置きすぎないようにして、空気の通り道を確保してあげましょう。
4.機械の周りの掃除をこまめにする
機械の周りに空気の通り道が確保されていても、ホコリやゴミがいっぱいだと、空気を循環させているファンがホコリやゴミを吸い込んでしまい、熱がこもる原因になります。
機械の内部だけでなく、周りもこまめに掃除するようにしましょう。
下記の環境でレーザーを使用している方は、特にオーバーヒートに注意!!
- 室温が高い部屋で使用している。
- 空調を整備していない。
- 高い出力で、休みなく長時間稼動している。
- 機械の周りに物をたくさん置いている。
- 機械の周りの掃除を滅多にしない。
会報誌「コムネットニュースレター vol.58」をブログ記事にしてお届けしています
※このブログ記事は、2019年7月にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.58に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。
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