レーザーカッター・レーザー加工機選びの無料相談を受け付けているコムネットの藤田です。

レーザー加工機は、アクリル・木材・紙・革をはじめ、幅広い素材に対応できるのが特徴です。
ただし、その幅広さから、すべての素材を細かく網羅できてはいません。

そこで「レーザーで加工できるの?」 とよく聞かれる素材について解説します。


レーザーカッター・レーザー加工機の使い方や選び方をプロに聞きたい方へ。
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「レーザー加工機を学び始めたばかり」という方には、レーザー加工機の選び方をまとめた「レーザー加工機選び方ガイド」がおすすめです。
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マグネットシート

マグネットシートは、塩素化ポリエチレン(CPE)が配合されています。
塩素ガス(有毒)が発生する危険性があるため、レーザー加工できません。

ポリカーボネート

ポリカーボネートは、炭素と酸素と塩素の化合物の「ホスゲン」という分子が含まれています。
塩素ガス(有毒)が発生する危険性があるため、レーザー加工できません。

ポリアセタール

ポリアセタールは、「エンプラ(エンジニアプラスチック)」 と呼ばれる素材の代表格です。
3mm厚程度であればカットできます。
5mm厚以上になると溶け幅が大きくなるため、レーザーカットには向いていません。

ABS樹脂

熱に弱く溶けやすいため、 レーザー加工には不向きです。
加工するなら弱いパワーで複数回に分けての加工がおすすめです。
強いパワーでの加工は、溶けて盛り上がりができやすくなります。

PET(ポリエチレンテレフタレート)

PETは、熱に弱く板材のカットはできません。
0.5mm程度の厚みのシート状のものはカットできます。
アクリル板より煙が発生しやすく材料表面に付着するため、保護フィルムを貼ったままでの加工を推奨します。

レーザー加工できない理由の多くは「塩素ガス」

レーザー加工できるかどうかは、加工品質や速さ、用途や生産工程によって求める条件が異なるため、一概には言えません。
やはりテスト加工をして、実際の仕上がりをご確認いただいた方がよいでしょう。

ただし、「塩素ガス」が発生する素材に限っては、人体・機械両方に有害なガスのため、レーザー加工できません。
詳しくは下記の記事で解説していますので、あわせて参考にしてください。

気になる素材があればお気軽にご相談ください

「具体的に加工したい素材がある」「加工できると分かればレーザー加工機の導入を検討したい」という方は、ぜひレーザーカッター選びの無料相談にお申し込みください。

日本国内で業務用レーザーカッターを20年以上販売してきた実績を活かし、あなたに最適なレーザーカッターをご提案させていただきます。
サンプル作成やレーザー加工機の見学、デモンストレーションなど、お客様のご要望に合わせてさまざまな検討方法をご用意しております。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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レーザー加工できる代表的な素材を紹介

ここからはレーザー加工できる代表的な素材をご紹介しています。
あわせて参考にしてみてください。

アクリル樹脂

木材・木製品

革・皮革・レザー

布地・生地

金属

会報誌「コムネットニュースレター vol.73」をブログ記事にしてお届けしています

※このブログ記事は、2022年10月にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.73に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。

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