第5営業グループの瓦井です。
今回は、弊社が取り扱っているレーザー加工機SEIシリーズのメーカーSEI社(イタリア)から届いた、ヨーロッパ・アメリカでのレーザー加工機による導光板加工のトレンドをご紹介したいと思います。

レーザー加工機による導光板加工が注目されている理由は?

レーザー加工といえば、アクリルが最も微細に彫刻でき、断面も綺麗に仕上がる素材として活用されています。透明度が高く、ディスプレイなどに頻繁に使われる素材としても有名です。
ヨーロッパやアメリカでは、アクリルとLEDライト(照明)を組み合わせた、レーザー加工機による導光板加工が注目されています。

レーザー加工機でドット彫刻した導光板

レーザー加工機でドット彫刻した導光板

注目されている理由は、

  • 形状やデザイン、光のパターンなどを100%カスタマイズでき、自由度が高い点
  • レーザー彫刻でつけたドットの方が、シルクスクリーンなどの印刷したドットよりも約15%明るい光になる点
  • 印刷やシートよりも耐候性にすぐれ、半永久的に使える点(ECO)
  • 他の製法より生産スピードが高い点


などにあります。

 

特に、デザイン性の高い照明器具やオフィス設計などの用途が多いようで、また、ヨーロッパやアメリカではECO(エコ)への意識が高く、機内表示板や道路標識においても、発注元からレーザー加工品を使うよう指定があるケースも多いとのことです。
日本でもこういった近代的な意匠製品がもっと流通すれば、ユーザー様のお仕事も増えて、街中も華やかになりますね。

レーザー加工機による導光板加工

レーザー加工機による導光板加工例:照明・看板・標識

SEI社から紹介された海外の導入企業をご紹介します。

zumtobel group(オーストリア)
https://www.zumtobelgroup.com

BACKLIGHT(イタリア)
http://www.backlightsrl.com

ZANCARLI(イタリア)
http://www.zancarli.it

artplex(ポーランド)
http://artplex.pl

レーザー導光板専用機 BLUシリーズ

近年、SEI社が海外で売上を伸ばしているのが、導光板加工専用レーザー加工機「FLEXI BLU」をはじめとする「BLUシリーズ」です。2017年のFLEXIの売上は前年の2016年から倍増したそうなのですが、増益分の90%が「FLEXI BLU」での占めているそうです。
導光板のドット彫刻加工の生産性に特化した機種で、600×600mmサイズのパネルを製造するのに、MERCURY609(500W)が最大20枚/時に対し、FLEXI BLU(500W)は最大250枚/時という圧倒的な生産性を誇ります。
※参考数値ですので、実際の加工条件によって生産性は変動します。

レーザー加工機 SEIシリーズ FLEXI BLU 1200

導光板加工専用レーザー加工機 SEIシリーズ FLEXI BLU(画像はFLEXI BLU 1200)

レーザー加工動画でその生産性の高さをお確かめください。

導光板加工用ソフト「Icaro BLU」

BLUシリーズが生産性の高さを実現している大きな理由は、SEI社独自で開発された導光板加工用ソフトの「Icaro BLU」の存在です。
ドット彫刻だけでなく、画像やデザインのライトパネルでも品質の調整が可能になります。

お気軽にお問い合わせください!

以上、レーザー加工機による導光板加工のご紹介でした。
現在、日本国内で均一照度の導光板を製造できるレーザー加工機は、レーザー加工機SEIシリーズ「MERCURY609」だけで、最大で片側入光600mmまで均一照度のものが作成できます。

コムネットのレーザー加工請負サービス「CNファクトリー」でも導光板の加工請負を受け付けております。お気軽にご相談ください。
日本のアクリル加工、照明・ディスプレイ業界で一歩リードしたポジションを獲得したいお客様は、是非一度コムネットへお問い合わせください。

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