レーザーカッター・レーザー加工機選びの無料相談を受け付けているコムネットの第2営業グループの松井です。

レーザーカッター・レーザー加工機で、カッティングシートを加工します。
カッティングシートは、塩化ビニル(PVC)が含まれているものが多く、塩ビが含まれているものはレーザー加工ができません。

そのため、カッティングプロッターといった刃物でカットするのが一般的です。
しかし、なかには環境シートエコシート等と呼ばれる塩ビを含まない素材もあり、レーザーで加工できるものもあるので、ぜひ活用してみてください。

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塩ビが含まれる素材をレーザー加工できない理由

そもそも、加工する素材に塩ビが入っていると、なぜレーザー加工機で加工してはいけないのでしょうか…?

塩ビは熱影響を与えることにより、ダイオキシンといった人体に有害なガスが発生します。
また、ガスに含まれる塩素は機械を錆びさせてしまいます。

つまり、危険で機械が壊れる原因となるのです。

以上から、絶対に塩ビを含む素材はレーザー加工してはいけません。
下記のブログでも詳しく説明しております。あわせてご覧ください。

カッティングシートをレーザー加工

では、カッティングシートをレーザーでカットし、リタック貼りをしてみましょう。
今回は、弊社のロゴ(COMNET)を使ってステッカーを作ってみました。

1.レーザーカッターで出力を調整し、ハーフカットを行います。

カッティングシートのレーザー加工:ハーフカット

2.不要な部分をはがします。

カッティングシートのレーザー加工:不要な部分をはがします。

3.リタック紙を使い、シートを貼り付けます。

カッティングシートのレーザー加工:リタック紙(画像は養生テープ)を使って、カッティングシートを貼り付けます。

※今回はリタック紙の代わりに養生テープを使用しました。

あとはカッティングシートを貼りたいところに養生テープを貼り付けてはがすだけ!完成です。
弊社メンテナンスグループ 鈴木のパソコンへ貼ってみましたが、出来栄えにご満悦のようです。

カッティングシートのレーザー加工例:ロゴステッカー

番外編:カッティングシートを貼ったアクリルをレーザーカット

アクリル板に事前にカッティングシートを貼ってから、レーザーカットしてみました。
貼った状態での加工はカッティングシートが熱影響を受けやすいため、細かい出力調整が必要になりますが、工程は非常に楽になります。

カッティングシートのレーザー加工:アクリル板にカッティングシートを貼り付けてからレーザー加工すると、工数削減になります。

以上、レーザー加工機でのカッティングシートのカットでした。
カッティングシートをご購入の際には、塩ビが含まれていないか、チェックを忘れずに!

他にも「こんな物を加工してみたい!」「これってレーザーで加工できる?」「この作業を効率化したい!」など、気になることがございましたら、お気軽にコムネットにお声がけください!

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