レーザーカッター・レーザー加工機の無料コンサルティングを行っているコムネットのメンテナンスグループの田村です。

レーザー加工機でアクリル板をカットした際、「アクリルの表面がくもってしまって商品として出せなくなった」といった経験はございませんか?

くもりの原因は、レーザー加工機の故障ではなく、アクリルをカットした際に発生する煙の付着によるものです。レーザーでカットする以上、煙を全く発生させないようにすることはできませんが、くもりを軽減するための4つの方法をご紹介いたします。

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レーザーカッター・レーザー加工機の基本を知りたい方は、レーザー入門ガイドをご覧ください。
レーザーでできること、加工できる素材、導入されている業界などを体系立ててご紹介しています。

くもりを軽減する方法1:排気(吸気)を強くする

排気が充分でないと、煙が機械内部にこもってアクリルに付着しやすくなります。
カッティングボックスを使用して、アクリルの下側へ煙を排出するようにしましょう。
さらにハニカムテーブルの使っていない部分を養生シートなどでふさぐと、より排気量を強くすることができ、煙の付着を抑えることができます。

使わない部分を養生シートでふさぐことで加工する部分に排気が集中します。|アクリルをカット加工する時にくもりを軽減する方法|レーザーメンテナンス講座 養生シートで材料以外をふさぎます。|アクリルをカット加工する時にくもりを軽減する方法|レーザーメンテナンス講座

くもりを軽減する方法2:ゆっくり切る

スピード設定を速くしてカットすると、煙の発生量に対して吸引量が追いつかないため、アクリル表面に煙が付着しやすくなります。
また、適正なパワー設定値よりも大きなパワー設定でカットすると、煙が発生しやすくなります。
「速く・強く」カットするよりも、「ゆっくり・弱く」カットするイメージでパラメーターを設定しましょう。

スピードが速すぎると、煙が流れて表面に付着しやすくなります。|アクリルをカット加工する時にくもりを軽減する方法|レーザーメンテナンス講座 パワーが強すぎると、煙自体が発生しやすくなります。|アクリルをカット加工する時にくもりを軽減する方法|レーザーメンテナンス講座

くもりを軽減する方法3:キャスト板を使う

アクリルの成分や製造方法によって含まれる水分量が異なるため、煙が発生しやすいアクリルと発生しにくいアクリルがあります。
なかでも押し出し板は溶けやすいため、煙が発生しやすいです。原価は高くなりますが、品質を求められる場合はキャスト板を採用しましょう。

アクリルのキャスト板と押し出し板の比較表|アクリルをカット加工する時にくもりを軽減する方法|レーザーメンテナンス講座

くもりを軽減する方法4:表面を保護する

アクリルの表面をマスキングテープなどで保護して煙の不着を防ぐ方法です。
マスキングシートにも様々な種類があります。なかでもポリエチレン製のマスキングシートは煙が発生しにくいですが、和紙アプリケーションシート・和紙リタック(低粘着タイプ)が特におすすめです。

アクリルの表面をマスキングテープなどで保護します。和紙アプリケーションシート・和紙リタック(低粘着タイプ)が特におすすめです。|アクリルをカット加工する時にくもりを軽減する方法|レーザーメンテナンス講座

以上、レーザーカッター・レーザー加工機でアクリルをカット加工する時にくもりを軽減する方法についてご紹介しました。
ご不明な点ございましたら、お気軽にカスタマーサポートセンターまでお問い合わせください。

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会報誌「コムネットニュースレター vol.64」をブログ記事にしてお届けしています

※このブログ記事は、2020年7月にお客様に紙面でお届けした会報誌「コムネットニュースレター」vol.64に収録しているコンテンツをデジタル化してバックナンバーとして掲載しております。

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