東京営業所 第2営業グループの加藤です。
長野県・山梨県・静岡県を担当しております。
レーザーカッター・レーザー加工機をご導入いただいているお客様から「木材へ彫刻してもなかなか焼き色が濃くならない」といったご質問をいただく事があります。
そこで、改めて木材のレーザー彫刻加工について検証してみました。
少しでもお客様のご参考になれば幸いです。
目次
【検証】木材の種類・材質ごとのレーザー彫刻加工の仕上がりの違い
サクラ・ヒノキ・アユースの3種類の木材へレーザー彫刻加工を行い、仕上がりの違いを検証してみました。
まず、それぞれの木材に対して、下記3種類の出力設定条件で彫刻加工を行いました。
- Power:20 / Speed:70
- Power:50 / Speed:70
- Power:80 / Speed:70
あわせて、マスキングテープによって加工品質に違いが出るかも検証してみました。
左列がマスキングテープを貼付せずに加工したサンプル、右側がマスキングテープを貼付して加工したサンプルです。

検証結果で分かった事・まとめ
検証結果として、下記の3つが分かりました。
- 同じ設定条件であれば、色の濃い木材の方が焼き色も濃くなりやすい。
- パワーを強くすると焼き色は濃くなるが、マスキングテープを貼り付けて彫刻をしないとヤニが広がりやすい。
- マスキングテープを貼り付けて加工する際、パワーを低く設定して彫刻加工(浅彫り)した場合、文字の表面にマスキングテープの糊が残ってしまう。
浅彫りの場合は、マスキングテープを貼り付けない方が無難で、逆にある程度深く彫刻するのであれば、マスキングテープをした方が綺麗に仕上がるということですね。
以上、3種類の木材によるレーザー彫刻加工の仕上がりの違いの検証でした。
他にも気になることがございましたら、ぜひコムネットにお声がけください!
使用機種:レーザーカッター GCC LaserProシリーズ C180II(30W)
今回の検証には、レーザーカッター GCC LaserProシリーズ C180II(30W)を使用しました。

レーザーカッター GCC LaserProシリーズ C180 IIの詳細を見る
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