プロダクトサポートグループの藤田です。
前回更新しました「 Pinterest(ピンタレスト)でデータさがし!ノンデザイナーでもできるレーザーオブジェ」はご覧いただきましたか?

今回も引き続き、「SIGN EXPO 2019」でコムネットのブースに展示していた、デザインパネルの作り方を紹介したいと思います。

レーザー加工機でデザインパネルを制作するきっかけ

弊社では台湾のGCC社製、イタリアのSEI社製のレーザー加工機を輸入・販売しており、イタリアのSEI社より、デザインインテリア、内装のレーザー活用事例が増えているとの情報をゲット!

イタリアSEI社製レーザー加工機ユーザーの活用事例:BOTTEGA LASER様

BOTTEGA LASER様
https://www.bottegalaser.com/

イタリアSei社のレーザー加工機(レーザーカッター)活用事例:壁面デザインカット

イタリアSei社のレーザー加工機(レーザーカッター)活用事例:導光板付き壁面装飾

BOTTEGA LASERでは、アクリル・木材・薄い金属まで切れる高出力機SEIシリーズ MERCURY 609を使用して様々なものを作っています。

木材や金属などをカットしたり、アクリルで作成した導光板と組み合わせた壁面装飾や、間仕切りなどに利用されているようです。

海外では「JOB SHOP(ジョブショップ)」という業種が存在します。
これを日本語で訳すとすれば「ものづくりの何でも屋」のようなニュアンスでしょうか。
サイン、内装業の方が仕事の幅を広げたイメージです。

デジタル加工機が進化することで、海外では新たな業種として確立されているようです。

そんな海外で流行りのデザインパネル製作にチャレンジです。

1.「Pinterest(ピンタレスト)」でデザインのリサーチ!

どんなものを作るかイメージをつかむために早速「Pinterest(ピンタレスト)」で検索します。
今回の検索ワードは「Laser cut Wall」で壁面の装飾の事例を探します。

「Laser cut Wall」での検索画面(Pinterest(ピンタレスト))

色んな事例が出てきますね。
ここで赤枠の部分に注目!

「Design」「Wood」など追加検索項目が出てきます。

これで使用材料などで絞り込むことができます。
ちなみにデータや、完成品を購入したいときは「Etsy」を追加ワードに入れると見つけやすいです。

イメージがつかめたところで制作にかかります。

2.レーザー加工機とMDF・アクリルをそろえて、デザインウォールの制作開始!

「SIGN EXPO 2019」のコムネット展示ブース完成イメージ

デザインウォールを展示したブースイメージはこちら。
ブースの中央に設置されている木のパネルと、左側3枚の壁面パネルを制作していきます。

使用材料

  • MDF 3×6判(910 × 1,820 × 5.5mm、2,500円程度/枚)×5枚
  • 透明アクリル 3×6判(910 × 1,820 × 5mm)×1枚

使用機種
SEIシリーズ MERCURY 609 (1530 400W)

まずはMDFをズバズバ切り出していきます。
左側に設置する3枚のパネルは、どれも1枚あたり15分から20分で切り出しが完了します。

レーザー加工機 SEIシリーズ MERCURY 609 1530 400Wで切り出したMDF製壁面パネルはシャープな切り口です。

レーザーのいいところは何といってもシャープな切り口です。
刃物を使用するNCルーターとは違い、内角や細い線もきっちり表現可能です。
四隅に壁面取付用の穴をあけてカット完了。

MDF製の壁面パネルのデザインをレーザー加工機 SEIシリーズ MERCURY 609 1530 400Wでカット後、壁面取付用の穴を四隅に空けました。

必要な部分を取り外すと...

レーザー加工機 SEIシリーズ MERCURY 609 1530 400WでMDF製壁面パネルをカットしたあと、必要なフレームを取り除くと切りカスだけが残り、削りカスもでないので後片付けが簡単です。

きれいに切りカスだけ残ってますね。
レーザー加工していて気持ちいい瞬間のひとつです。

  1. レーザーは非接触なので、材料を固定する必要がない
  2. 切削と違い焼き切るので、削りカスがなく後片付けが楽
  3. 刃物と違い材料、データに合わせて刃物を交換する手間がない

単純な加工時間の比較だけではない加工の前後工程の時間短縮、人手の軽減にも役立ちます。

レーザー加工機(レーザーカッター)で三六判をカットすると、1枚あたり15分から20分で切り出しが完了し、材料の固定や削りカスが出ないことから後片付けが簡単なため、時間と加工人数のカットできます。

パネルの切り出しが完了です。

3.レーザーカットした壁面パネルに、ひと手間加えて…目指せ!高見え!!

今回はMDFをレーザーカットして終了ではなく、塗装をすることでMDFっぽさ(安っぽさ)をできるだけなくしてみます。

(1)レーザーカットした木製壁面パネル+塗装

レーザー加工機(レーザーカッター)でデザインカットをした壁面パネル

MDFをレーザー加工機(レーザーカッター)でレーザーカットした後、ゴールドに塗装した壁面パネル

レーザーカットをしたMDF製壁面パネルに塗装を施した(「SIGN EXPO 2019」コムネット展示ブースに出展)

塗装をすると断面の焦げも分からなくなるので、一気にMDFっぽさがなくなります。

(2)レーザーカットした木製壁面パネル+下地+塗装

表面の質感を変えるためにホームセンターなどのDIYコーナーでも手に入る下地材を塗ってみます。

レーザーカットしたMDF製壁面パネルに塗る2種類の下地材

1,000円程度で販売されています。

刷毛で塗っていくのですが、水で溶かした紙粘土を塗ってるような感覚です。

MDF製壁面パネルに、刷毛で質感が水に溶かした紙粘土に近い下地材を塗る

下地材を刷毛やスポンジを使用して模様を付けた壁面パネル

刷毛やスポンジなどで自由に模様を付けます。
刷毛などは水で洗えるので処理も楽でした。
完全に乾いたら上から塗装します。

下地材「ザラザラベース」を使用して塗った壁面パネル

▲ザラザラベース使用

下地材「デコボコベース」を使用して塗った壁面パネル1

▲デコボコベース使用

下地材「デコボコベース」を使用して塗った壁面パネル2

▲デコボコベース使用

取り付けた様子がこちら。

レーザーカット後に下地材とシルバーの塗装を施したMDF製木のデザインパネル(「SIGN EXPO 2019」コムネット展示ブースに出展)

下地材「デコボコベース」を厚めに塗ったMDF製木のデザインパネル(「SIGN EXPO 2019」コムネット展示ブースに出展)

少し厚めに下地を盛ってみました。

レーザーカット後に下地材とゴールドの塗装を施したMDF製壁面パネル(「SIGN EXPO 2019」コムネット展示ブースに出展) 下地材「デコボコベース」を刷毛で塗ることで線の重なりを表現したMDF製壁面パネル(「SIGN EXPO 2019」コムネット展示ブースに出展)

線の重なりを表現できればと思い、刷毛で線をなぞるよう下地を塗ってみました。

(3)アクリルにレーザーでドットを彫刻し、面発光させる「導光板」と組み合わせ

下地材「ザラザラベース」とゴールド塗装したMDF製壁面パネルにアクリル製導光板を組み合わせた(「SIGN EXPO 2019」コムネット展示ブースに出展)アクリル製導光板は、レーザー加工機(レーザーカッター)でドットの模様を作ると、光が反射して面発光をします。(「SIGN EXPO 2019」コムネット展示ブースに出展)アクリル製導光板の面発光はバックライトにも使われ、レーザー加工機(レーザーカッター)で制作したドットの模様はデザイン的要素として見せることもできます。

面全体を均一に発光させて、バックライトとして使用されることが多い導光板ですが、レーザーなら自由設計で意匠性を高め、敢えてデザインとしてドットを見せていくなど表現の幅が広がります。

高見え=高く売れる=利益が出る!

展示会場で「MDFに見えないね」とのお声を頂けたので、MDFで制作したデザインウォールは高見え成功ですかね。
高見え=高く売れる=利益が出るということで皆様もレーザーカットにひと手間加えて、よりデザイン性の高い、より利益率の高いものづくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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